AIで書いた写メ日記を「自分の日記」にする5つのこと|直す前と直した後の例つき

公開・姫らく

写メ日記の下書きをAIに頼む人が増えてきました。忙しい出勤前でも数秒で文章ができるのは便利ですが、そのまま投稿すると「なんだか誰が書いても同じ」「AIっぽい」日記になりがちです。

姫らくの開発の中で、実際の写メ日記と、同じ話題でAIが作った下書きを並べ、別のAIに「どちらが本物か」を当てさせてみたことがあります。本人の書き方を学ばせた下書きでも、9割以上の組で見分けられてしまいました。人ではなくAIが判定した結果ですが、見分けた理由でいちばん多かったのは「その人にしか書けない、具体的なことがない」でした。

つまり、AIは下書きまで。仕上げは本人にしかできません。この記事では、AIの下書きを「自分の日記」にするためにできる5つのことを、直す前と直した後の例で紹介します。

まずは例から:直す前と直した後

下の「直す前」は、AIに「急に寒くなった」という話題で出勤の日記を頼んだときの下書きです(姫らくのAIに、書き方の手本を渡さずに作らせたもの)。文章としてはおかしくありませんが、誰の日記なのかが見えてきません。

直す前(AIの下書き)

今日朝起きたら急に寒くなってびっくりした。コート出してきて正解だったよ。なんか季節が変わった感じがして、なんだか新鮮でテンション上がってる🍂 こんな日は温かい雰囲気でまったり話せたらいいな。会いに来てくれたら、今日の寒さもちょっと忘れられるかも? 18:00〜出勤するね。

同じ話題で、架空のキャスト「さき」さんが仕上げた例です。お客さんに話しかけるような書き方にしています。

直した後(さきさん・出勤の日記)

お兄さん、こんにちは🐰💭 今朝さむすぎて、毛布にくるまったまま 準備してました🫠笑 お兄さんはちゃんとあったかくして出てきた? マフラー忘れてない?🧣 あとね、昨日ブリーチしたばっかりで 髪の色がけっこう変わったの🤍 前に「明るい色も似合いそう」って 言ってくれた人がいたから、思いきってみました☺️ 会ったら、似合ってるか正直に教えてね? 今日は18時から🕕 会えたら、今日あったことゆっくり聞かせてね💭 寒いなか会いに来てくれたら、 いっぱい「おつかれさま」って言わせてね💕

  • 「昨日ブリーチした」という、さきさんにしか書けない出来事が入っている
  • 「お兄さん」と話しかけ、「マフラー忘れてない?」と相手を気づかっている
  • 「似合ってるか教えてね」と、会ったときに話したくなるきっかけがある
  • 改行・空行・絵文字が、いつものさきさんの量になっている

ここからは、こうした直し方を5つに分けて紹介します。

1. 自分しか知らないことを1つ足す

いちばん効くのがこれです。AIはあなたの今日を知らないので、「寒くなったね」「季節が変わったね」のような、誰にでも当てはまる話になります。そこに、あなたにしか書けない事実を1つ足すだけで、日記の持ち主がはっきりします。

長く書く必要はありません。1〜2行で十分です。たとえば次のようなことです。

  • 髪色・ネイル・新しく買った服など、見た目で変えたこと
  • 最近見た映画や、聴いている曲の名前
  • 出勤前に食べたもの、帰り道に見つけたもの
  • 写真を撮ったときの小さな裏話

上の例では、AIの「コート出してきて正解だったよ」を残す代わりに、「昨日ブリーチしたばっかりで髪の色がけっこう変わったの」を足しています。

2. いつもの呼びかけと締めを使う

毎日読んでくれる人は、あなたのいつもの挨拶や締めの言葉を知っています。AIは毎回ちがう言い方をしがちなので、いつもの言葉に戻すと、ぐっと「あなたの日記」らしくなります。

次の「直す前」は、おはようの日記のAIの下書きです。

直す前(AIの下書き)

おはようございます🌞 今日は朝の冷え込みが強くて布団が恋しい。温かい布団の中で「もう5分…」って何度も思っちゃった(笑) でも起きてみるとなんだかスッキリした気分。忙しい朝の合間にチラッとでも見てもらえたら嬉しいな。あなたの一日にちょっとした余韻を残せたらいいなと思ってます。

落ち着いた書き方の架空のキャスト「みお」さんは、読者を「みんな」と呼び、朝の日記は「いってらっしゃい」で締めると決めています。

直した後(みおさん・おはようの日記)

おはよう、みんな☀️ 今朝は5時に一回目が覚めて、 寒すぎて二度寝しました。 エアコンのタイマー、今日から復活です。 みんなも暖かくして出かけてね。 今日もいってらっしゃい。

呼び方(お兄さん・あなた・みんな)や距離の近さは、人によってもお店によってもちがいます。例はそのまま使わず、いつもの呼び方に直してください。

3. 改行と絵文字を、いつもの量にそろえる

AIの下書きは、1行が長く、空行が少なく、絵文字も少なめになりがちです。姫らくで試したときも、プロンプトを直す前のAIの下書きでは、絵文字が本人の3分の1〜6分の1ほどしかありませんでした。

大事なのは「増やす」ことではなく、「いつもの自分に合わせる」ことです。絵文字をたくさん使う人は足し、あまり使わない人は減らします。

直す前(AIの下書き)

休みの朝、近所で売ってた焼き芋のいい匂いに誘われて一本買ってみた。袋を開けたら湯気がふわっと上がってきて、寒い季節にぴったりだなって思ったよ。 ゆっくりかじってみると自然な甘さが口いっぱいに広がって、心まで温かくなる気がする。特別なことをしなくても、こんな小さな幸せで十分なんだよね。あなたも今日の隙間時間にほっと一息ついてみて。

直した後(みおさん・日常の日記)

お休みの日。 駅前に焼き芋の屋台が出てて、 気づいたら並んでました🍠 半分だけ食べるつもりが、 帰り道で全部なくなりました。 みんなは、ねっとり派?ほくほく派?

みおさんは絵文字が少なめなので、1つだけにしています。短い行と空行で、いつもの読みやすさに戻しました。最後を問いかけにすると、読んだ人が返事をしやすくなります。

4. その時間に合った締めにする

AIは、時間帯に合わない締めの言葉を付けてしまうことがあります。たとえば、朝の日記なのに「ゆっくり休んでね」で終わる、といったことです。

  • 朝:「いってらっしゃい」「今日もがんばろうね」
  • 出勤前:「◯時から待ってるね」
  • 夜・おやすみ:「ゆっくり休んでね」「おやすみなさい」
  • お礼:「帰り道、寒くなかったかな?」「またお話聞かせてね」

投稿する時間に合っているか、最後の1行だけでも確かめてみてください。

5. 盛りすぎない

AIの下書きは、気持ちの表し方が大げさになりがちです。「本当に温かかった」「心がほっこりした」「あなたみたいに優しい人が」と、ほめ言葉や感動が続くと、かえって気持ちが伝わりにくくなります。

次の「直す前」は、お礼の日記のAIの下書きです。

直す前(AIの下書き)

紅葉の話をしてくれた時間、本当に温かかった。キレイな景色のこととか、歩いてみた感想とか、丁寧に教えてくれて心がほっこりしたよ。あなたみたいに優しい人が話してくれると、なんだか自分もその場にいるみたいで嬉しいな。またゆっくりそんな話聞きたいな。今日は本当にありがとう🍂

直した後(さきさん・お礼の日記)

今日はありがとうございました🍁 紅葉の写真、見せてくれてありがとう! 真っ赤なのかと思ったら、黄色がすっごくきれいで 「来年行きたい場所リスト」に入れました📝 帰り道、寒くなかったかな? またお話聞かせてね☺️

ほめ言葉を減らし、その日の会話の中身(写真の黄色がきれいだった)を1つ書いています。お礼の日記では、お客様が特定されないよう、名前・仕事・行った場所の名前などは書かないようにしましょう。

投稿する前のチェック

AIの下書きを仕上げたら、投稿する前に次の5つを見てみてください。全部でなくても、1つ直すだけで変わります。

  • 自分しか知らないことが1つ入っている
  • いつもの呼びかけ・挨拶・締めになっている
  • 改行・空行・絵文字がいつもの量になっている
  • 締めの言葉が投稿する時間に合っている
  • ほめ言葉や感動を盛りすぎていない

まとめ

AIで写メ日記を下書きするのは、時間を作るための良い方法です。ただ、AIはあなたの今日を知りません。下書きに、あなたにしか書けないことを1つ足し、いつもの言葉と量に整えれば、AIで書いたかどうかに関係なく「あなたの日記」になります。

話題に迷ったときは、今日の写メ日記ネタや11月の写メ日記ネタも使ってみてください。

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